こんにちは、ウミガメ(@umigametool)です。
工具の中でも使用頻度がかなり高い「ソケット」
ボルトナットに直接触れるものなのであまり信用できない工具は買いたくないですよね。
よくわからない工具を使って失敗してしまったら、部品や時間の無駄になってしまいます。
整備士のように仕事でゴリゴリに使用する場合はある程度高くて信用できるものを購入することが多いです。
しかしサンデーメカニックの方や家用の工具などで探している方はなどは中々高いお金を出しづらい・・・
本記事ではそんなソケットの中から安くて信頼できるPWT「ノンスリップソケット」を紹介します。
PWTというメーカーについて
皆さんはPWTというメーカーはご存じでしょうか?
私はよく名前は耳にするけど詳しく知らないし、使ったことも無いという感じでした。
楽天市場に出店してある店舗の会社概要を見ると、神奈川県の会社のようです。
ラインナップとしては自動車系の工具の他に自転車工具なども取り扱っています。
公式通販サイトをみる限り商品点数は多くなさそうですが、安くて使える工具が多い印象ですね。
PWT:ノンスリップソケットのおすすめポイント
角が丸まったボルトナットも回せる
PWTのノンスリップソケットは摩耗して角が丸くなってしまったボルトナットでも回すことができます。
100%を完全な〇だとすると、85%まで丸まったものも回せます。
(引用:PWT公式通販サイト)
作業をしていると角が丸まったボルトナットに遭遇することもありますし、少し斜めにかけてしまってなめかけたり錆でなめやすくなっていたりという事は多々あります。
PWTのノンスリップソケットなら通常の6角ソケットに比べそういった場面でも解決してくれることがありそうですね。
もちろんそういったレスキューソケットとしてではなく、通常のソケットとして使用することができます。
価格が安い
PWTというメーカーはかなりコスト面で助けられるメーカーです。
全体的に安く、購入しやすい工具が多いですね。
ノンスリップソケットのセットも楽天価格で
スタンダード:3280円
ディープ:3780円
と、かなり安いのが伝わるかと思います。
本記事で紹介しているソケット以外にもレンチ類やラチェットハンドルなども安く買いやすい価格なので、買いすぎには注意したいですね(笑)
信頼度も十分
PWTの工具は台湾で生産されています。
人気メーカーだとアメリカやヨーロッパ、日本などが人気の生産国となっています。
しかし、台湾製の工具も実は人気があります。
台湾の工具はコスト面で優れ、品質も他メーカーと比べ見劣りしないことが多いです。
有名メーカーでも台湾で生産しているもの(OEM等)も結構ありますね。
安くて信頼できる、コスパに優れた工具です。
ソケット側面にローレット加工
ソケットの側面にはローレット(滑り止め)の加工が施されてます。
ソケットは基本的にはラチェットハンドルに取り付けて使用します。
しかし、狭いところなどではソケット自体を持って直接回すこともあります。
そういった時にはローレット加工が施されていると回しやすくて良いですね。
スタンダードとディープがラインナップされている
実はこの「ノンスリップソケット」ですが、同形状のものが別メーカーからも出ています。
PWTのように安いメーカーもあれば有名メーカーで出しているところも・・・
その中からPWTをおすすめしたい理由がスタンダードとディープのソケットがラインナップされているという事です。
同じ価格帯の別メーカーのものはスタンダードタイプしか出ていないという事が多いです。
ソケットはスタンダードだけ、ディープだけという形で持っていても対応できない事が多いです。
両方を揃えることで作業の幅がかなり広がるので、どちらも出しているPWTをおすすめします。
ちなみにマッ〇ツールではセミディープも出ていたかと記憶しています。
価格が全然違うので手放しでおすすめはできませんが、セミディープまで揃えたい人や所有する満足感が欲しい人はそちらが良いですね。
PWT:ノンスリップソケットの悪い点、デメリット
他のラインナップが無い
PWTのノンスリップソケットは3/8差込(9.5SQ)のスタンダードとディープのソケットしかありません。
1/4や1/2差込も無ければセミディープもありません。
単品での販売もされていないのでセットに入っていないサイズはありませんし、万が一無くした場合はそのサイズだけ購入という事もできません。
工具を集める際「レンチはこのメーカー」「ソケットはこのメーカー」のような感じで、メーカーを揃えたいという方もいらっしゃると思います。
実際6角のソケットだとスタンダードとディープがあれば対応できないところはかなり少ないです。
しかし、セミディープのようなサイズが欲しくなる事もたまにあることも事実・・・
とてもコスパの良い工具ではありますが、整備士の方のようにガッツリ整備に携わる方でスタンダードとディープ以外も揃えたいという方には向きませんね。
実物を見ることができない
工具は細かい違いで使いやすさがガラリと変わります。
特にメッキの質感や持った時の重さなど、実際に触らないと分からない事もありますよね。
PWTの工具は取り扱っている店が少なく、ネットでの購入が主になります。
実際に質感などを触って確かめてから購入したいという方には購入しづらいメーカーですね。
PWT:ノンスリップソケットの各部詳細
ソケット内部
ソケットの内部はこんな感じ
6面のうち3面に溝が入っています。
全長
PWTのノンスリップソケットは
スタンダード:30.0mm
ディープ:63.0mm
で全て統一されています。
ディープは少し長めな印象ですね。
実際のボルトへの当たり方
実際にボルトにソケットを当ててみるとこんな感じです。
少しわかりづらいかもしれませんが、ボルトの面の部分にしっかりと当たっています。
ローレット加工
ソケットの側面にはローレット(滑り止め)加工が施されています。
画像のようにソケットのみでボルトナットを回したい時に役に立ちます。
全然滑らないとまでは言えませんが、ローレットが有るのと無いのとでは回しやすさが変わりますね。
ノンスリップソケットと一緒に購入したいおすすめ工具
ノンスリップソケットはコスパに優れた工具です。
仕事用としてももちろんおすすめはできますが、どちらかというとサンメカさんや整備士さんの家用の工具としておすすめしたいです。
そういった方に一緒におすすめしたいものを少しだけ紹介します。
アストロプロダクツ:EV3802、EV3801
ソケットを使用する場合はラチェットハンドルは必須工具です。
アストロの90ギアのシリーズは安くて使いやすいのでおすすめです。
EV3802はロングのフレックスタイプ。
EV3801はスタンダードのフレックスタイプ。
どちらもメインのラチェットとして活躍する事間違いなし!
関連記事:【コスパ最高!】アストロプロダクツのフレックスラチェット「EV3802」を紹介【おすすめ工具】
エクステンションバー7点セット
エクステンションバー:75/150/250mm
ユニバーサルジョイント
ビットアダプターソケット
アダプター(3/8→1/4、3/8→1/2)
がセットになっています。
エクステンションバー、ユニバーサルジョイントは特に持っておきたい工具です。
PWTのものならソケット同様価格が抑えられているのでおすすめです。
PWT:ノンスリップソケットのレビューまとめ
本記事ではPWTのノンスリップソケットを紹介しました。
途中でも書きましたが、整備士の方の家用の工具やサンデーメカニックの方におすすめしたい工具です。
ちなみに私も家用の工具として購入しました(笑)
実際にしばらく使ってみましたが、かなりカッチリとボルトナットにはまる印象で安心感がありました。
クリアランスは狭く見えましたが、実際に使う上でボルトナットが入りづらいという事も感じることなく普通に使用できました。
安い工具なので多少不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかりと仕事をしれくれます。
とは言っても上で書いたように単品設定やセミディープが無かったり、他の差込も出ていないのでやはり整備士のメインとしては選びづらいかな?という印象です。
コスパ重視で最低限揃えたい、くらいの方におすすめしたいですね。
後は整備士になったばかりの方。
安いのでとりあえずで揃えるならうってつけです!
もし他のメーカーに乗り換えたくなっても初期投資が少ないので気軽に乗り換えできます(笑)
すでにある程度工具が揃っている方には中々すすめにくい工具ではありますがとても良い工具です。
工具選びの参考にされてください。
その他、整備士のおすすめの工具は