こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
先日ファクトリーギアに行ったらASAHITOOLの担当の方が来ていて、ちょっとしたイベントをやっていました。
別に何を購入する予定もなく行ったんですが、ASAHIの工具を見ていたら気になるものがあったので試しに購入してみました。
今回はその購入した工具について書いていきます。
LIGHTOOL(ライツール) めがねレンチ
今回購入したのはアサヒツールの「ライツールシリーズ」のメガネレンチです。
ライツールは
・超軽量
・納得の強度
・斬新なデザイン
が特徴のシリーズで、多くのものが肉抜きされたように穴が開いていたりします。
しかし、今回気になったのは別のところ。
めがね部の外径です。
画像を見て頂ければわかると思いますが、外径がかなり小さいです。
整備などの作業をやっているとボルトナットのすぐ横に障害がある場面が多々あります。
そういう時に使えそうということで購入。
他メーカーのものと比較していきます。
他メーカーとの比較
今回比較用として用意できためがねレンチはKTCとスナップオンです。
全て14-17のメガネレンチで、14のヘッドで比較していきます。
めがね部外径
KTC:20.8mm
私が普段使っているKTCのめがねレンチ。
普段使う分には何の不便も感じませんが、狭いところで使うとこの1ミリで使えなかったりする事もあるかもしれません。
スナップオン:19.8mm
スナップオンはKTCと比べるとちょうど1ミリ小さいですね。
たかが1ミリ、されど1ミリです。
ライツール:19.8mm
ライツールはスナップオンと同じ19.8ミリ。
やはり見た目通り結構小さいです。
狭いところでも活躍が期待できますね。
めがね部厚み
KTC:9.8mm
普段使っていますが何も気になりません。
スナップオン:9.6mm
KTCと比較すると0.2mm薄く作られているようです。
流石に0.2ミリの違いでは何も変わらないかと思います(笑)
ライツール:9.4mm
KTC、スナップオンと比べるとさらに薄く作られています。
正直この程度の違いではどれもあまり変わらないかと思います。
狭いところで使いたい場合は薄口のめがねレンチやスパナ等を使用しましょう。
めがね部の角度
左からライツール、KTC、スナップオンです。
見た感じでもスナップオンだけ明らかに角度が違います。
カタログでは
ライツール:7度
KTC:6度
スナップオン:10度
となっています。
軸の部分に対して、これだけの角度が付いているという事です。
触った感じではライツールとKTCはほぼ違いは分かりませんが、スナップオンはやはり力の入り方が違います。
これはどれが良いとかではなく、使う人の好みですね。
めがねレンチの全長
3本ともほぼ同じ長さに見えますが、少しずつ違います。
スナップオン:248mm
KTC:253mm
ライツール:255mm
とライツールが一番長くなっています。
まぁほとんど違いは感じないレベルでしょうか?
めがねレンチの重量
KTC:131g
私はいつも使っているものなので違和感ありません。
スナップオン:149g
KTCと比べると18g重くなっていますが、持ったら結構違いを感じます。
レンチ自体の形状も関係しているのかもしれません。
ライツール:122g
KTCと比べると9gの違いですが、ほぼ分かりません。
持ち比べるとなんとなくライツールが軽いかな?程度。
見た目や名前からも超軽量を売りにしているのは明らかですが、意外と驚くほどは軽くないという事が分かりました。
実際に使用して感じた事
少しですが実際に使用してみました。
違和感なく使用できますし、精度も十分に感じました。
軽量化の為に強度が落ちているような印象ですが、軽く使用しただけでは判りません。
しかし実際に使用した方から「しなる」との声がチラホラ聞こえます。
高いトルクをかけるような使い方はしない方が良いのかもしれません。
ちなみに両手で全力で曲げようとすると少ししなりを感じました。
しなりの度合いはライツール>KTC>スナップオン(全然しならない)と言う感じです。
ライツールのメリット・デメリット
比較してみてライツールのメリット・デメリットが見えてきました。
簡単にまとめていきます。
メリット
・めがね部の外径が小さい
ほんの少しの差ですが、その分狭いところで使う事ができます。
スナップオンとは同じ外径でしたが、価格がかなり違うので選択肢としてはアリかと思います。
・軽量
驚くほど軽くはありませんが、車載工具や持ち運び用の工具として考えるなら少しでも軽くしたいところです。
使うサイズだけでも数本揃えると結構な違いになってくるかもしれません。
・珍しいデザイン
他に類を見ないデザインですが、好きな方はいらっしゃるんじゃないかと思います。
私も結構好きですし、実はライツールの小さいコンビレンチをキーホルダーに使っています(笑)
デメリット
・強度
やはり強度の不安は残ります。
普段使いとして使うなら良いと思いますが、高いトルクをかける場面では念のため別の工具を使用した方が良さそうです。
まとめ
今回はアサヒのライツールについてでした。
カタログや公式ページを見ても書いてないので詳しくは書きませんでしたが、めがねレンチの内側はスナップオンのフランクドライブやKTCのパワーフィットと似たような面接触の技術が使われているとの事です。
面接触は結構なセールスポイントかと思いますが、カタログにも公式ページにも書いてないのは何故なのか気になる所・・・(笑)
デザインのような他にはない特徴もありますし、良い点も結構あるので使う目的によっては購入しても良い工具かな?と思いました。
気になった方は使ってみてください!