こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
今回は工具の買い方、揃え方について。
自動車整備士になったら工具は絶対に揃えないといけませんが、その揃え方・集め方は人によって違います。
大きく分けると2種類。
- 最初に工具セットを買い、足りない物・必要になったものを買い足したり買ったセットのものより良い物に買い替えたりする
- 作業をしていく上で必要になった物から1つずつ買いそろえていく
この2種類ですね。
大きいキャビネットごとフルセットで買う方法もありますが・・・
金額がかなり高くなりますし、ほとんどそういう買い方をする人は居ないかと思います。(一気に買うので大幅な値引きをしてもらえるかもしれませんが笑)
最初に工具セットを買う
工具セットは色々なメーカーから出ていますが、よく使う工具がまとめられているので購入もしやすいかと思います。
しかし、工具セットというだけあってある程度以上のメーカーを買うとまとめて大きな金額を支払う事になります。(バラで買うよりは安いですが)
最初だけ少し苦労して後は出費が少なくなる揃え方ですね。
メーカーによってはかなり安いセットも出ていますが、工具自体が壊れやすかったり全く使えない事もあります。
最悪の場合、自動車側の部品を壊してしまって修理が大変になる事も・・・
もちろん安いセットが全て使えない工具というわけではないですし、有名メーカーでも工具によって得意不得意があるので使えない工具も入ってたりします。
ドライバーなんかはわかりやすいですよね。
私もドライバー類はWeraやPBが良いとよく書いていますが、工具セットだとドライバーも買ったメーカーのものになってしまいます。
最初にセットを購入したい方はできるだけ信頼できるメーカーのもの、使えない工具の少ないものを買いたいですね!
サンデーメカニックの方などはセットを買ってしまえばほとんどカバーできると思うのでセットが買いやすいかもしれませんね!
最初にセットを買うメリット
・早い段階からある程度の作業ができる
・一つ一つ迷う必要がない
・まとめ買いなので合計金額は割安になる
最初にセットを買うデメリット
・最初にまとまった金額が必要
・作業をしていると使えない工具や買い替えたい工具がでてくる
・使いづらい工具が出てきても所持しているので買い替えづらくなる
最初にセットを買う場合のおすすめ
KTCやTONEはある程度信頼もできて、価格も4~5万円程度で購入できます。
最初に買う工具としては買いやすく、長く使える工具も入っているので良いのではないでしょうか?
長く使える工具も多いので良いと思います。
サンデーメカニックさんはアストロあたりが安くておすすめです。
必要になった物から買いそろえていく
最初は先輩などに工具を借りて作業することも多いですが、その中でもよく借りている工具や使う作業が多い工具から買いそろえていきます。
整備士になったら最初は
・エンジンオイル交換
・タイヤの脱着
・空気圧調整
・簡単な点検
このあたりから始めるんじゃないかと思います。
そうすると必要な工具は
・メガネレンチやコンビレンチ類
・エアーインパクトレンチ
・トルクレンチ
・ホイールナット用のソケット
・エアゲージ
・ライト
こういう工具から買いそろえていくことになると思います。
工具別におすすめのものを紹介していますのでこちらの記事を参考にしていただければある程度安心して購入していただけます。
少しずつ買うので金銭的な負担は小さいですし、好きなメーカーのものを工具によって選べるのでメーカーの得意分野の工具を揃えていくことができます。
しかし、足りない工具をいつまでも先輩に借りてばかりもいけないので「早く揃えないと」とプレッシャーもかかってきます(笑)
無駄なく買っていくことができますが、先輩の目が気になる方は最初はセット買いの方がいいかもしれませんね。
私は最初からひとつずつ工具を揃えていきましたが、トルクレンチやエアーインパクトなんかでかなりお金がかかってしまってある程度そろえるのは時間がかかりましたね・・・
先輩には「早く工具を買え」ってよく言われてました・・・(笑)
一つずつ選んで揃えるメリット
・メーカーの得意な工具(信頼できる工具)を選んで購入できる
・「使えない工具」が出てきにくい
・一度に使う金額を抑える事ができる
一つずつ選んで揃えるデメリット
・ある程度の作業ができるようになるまで時間がかかる
・「良い工具」を買うと一つ一つが高く、結局お金がかかる
・工具が足りず、借りたりすることが多くなる
まとめ
工具好きの私としては一つずつ選んで購入して欲しいところですが、KTCあたりのセットを購入してしばらく使ってみてから買い足しや買い替えをしていくのが良いかもしれません。
実際に作業したらどういう工具を揃えたら良いのかも分かってくるので!
どちらの買い方でもメリット・デメリットはあるので買う人によって合う買い方を選択したらいいかと思います。
どちらの揃え方をするにしても無駄な買い物は抑えたいものですね!