こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
作業でよく使用する「レンチ」。
めがねレンチやコンビネーションレンチ等、色々な種類がありますし様々な場面に対応するためには沢山の種類のレンチを持っておく必要があります。
本記事ではそんなレンチ類の中で使用頻度はそこまで多くないですが必ず持っておきたいディープオフセットのレンチ、プロクソンの「スリムライン83810」を紹介します。
PROXXON(プロクソン)スリムライン83810の簡単な説明とセット内容
プロクソン「スリムライン83810」についての簡単な説明とセット内容を紹介します。
商品説明
通常良く使用するめがねレンチと比べるとかなり深い75度の角度が付いたディープオフセットタイプのめがねレンチです。
その角度から奥まったところにあるボルトナットを回したり、障害物を避けて対象物へアクセスすることができます。
ディープオフセットタイプのメガネレンチは日本ではメインで使用する事は少なく、見た目から使いにくそうな印象を受けますが実際に使ってみるとなかなか使いやすく、ヨーロッパの方ではメインとして使用されることも少なくありません。
プロクソンはDIYやプラモデルなどのホビーで使用する電動工具を多く作っている「株式会社キソパワーツール」の工具で、最近はラチェットやレンチなどのハンドツールにも力を入れているようです。
セット内容
6×7
8×9
10×11
12×13
14×15
16×17
18×19
20×22(mm)
となっています。
1ミリ刻みでサイズがラインナップされているので必要なサイズはほとんどこのセットで揃える事ができます。
最近では日本車でも16や18などのサイズが使われている事があるので1ミリ刻みで揃うのは予期せぬ事態にも対応できて良いですね。
欲を言えば(自動車整備では)21や24あたりのサイズが欲しいところですが、他メーカーでも同じようなサイズのセットが多いのでどちらにしろ必要な場合は別で揃える必要があります。
レンチホルダーも付いているので持ち運びの多い方でも使いやすいです。
PROXXON(プロクソン)スリムライン83810のサイズ感や特徴
プロクソン「スリムライン83810」についてのそれぞれの長さや重量、外径など細かい情報を紹介します。
サイズ感
それぞれのサイズ毎の重量、長さを測ってみました。
長さに関してはコンベックスでの計測ですので数ミリ程度の誤差があるかもしれません。
6×7 47g 175mm
8×9 71g 185mm
10×11 90g 200mm
12×13 121g 210mm
14×15 157g 230mm
16×17 204g 250mm
18×19 263g 270mm
20×22 306g 290mm
となっています。
表面の質感
表面は梨地タイプのサラサラとしたマット仕上げ。
梨地タイプは好きな方も多いと思います。
オイルなどが付いた手で持っても滑りにくく触り心地も良いです。
しかし、サイズ表記やメーカー名などもプリント(?)で凹凸がありません。
悪くはありませんが、もう少し凹凸があったらもっと指が引っかかりやすく持ちやすくなっていたかもしれませんね。
ボルトナットへの当たり
ボルトナットへの当たりはこんな感じです。
ボルトの角ではなく面の部分に当たる「面接触形状」になっているのが分かるかと思います。
ボルトナットにダメージを与えにくく、安心してトルクをかける事ができます。
精度的にも文句なく、他の有名メーカーと比べてもほとんど違いが分からないかと思います。
外径
6×7 11.2-12.4
8×9 13.7-15.3
10×11 16.8-18.1
12×13 19.2-20.7
14×15 21.4-22.9
16×17 24.7-25.9
18×19 27.9-29.1
20×22 30.3-33.1
それぞれのサイズの外径を表記しています。
レンチの外径はもちろん小さい方が良いですが、プロクソン「スリムライン83810」は小さい方では無いかと思います。
デメリットポイントですが、価格やディープオフセットタイプのめがねレンチの使用頻度を考えると妥協点ではないかと思います。
ちなみに私が使用していた感じだと外径が障害になってボルトナットへのアクセスができなかったことはありませんでした。
価格
他メーカーのディープオフセットと比べてプロクソン「スリムライン83810」の一番のポイントが価格です。
ディープオフセットで有名なメーカーと言えばStahlwille(スタビレー)やHAZET(ハゼット)ですが、どちらもネットでも1万円超え。
それに対し、プロクソンの「スリムライン83810」は7000円程度と半分程度の価格で購入することができます。
PROXXON(プロクソン)スリムライン83810の使い道
基本的には左の画像のような障害物を避けるような使用方法になります。
自動車で言えば足回りやミッション周りなどで使用する事が多いですね。
右の画像のように通常のめがねレンチだと手が入らない、工具が持てないような時に使う事もできます。
よく使うタイプのめがねレンチではアクセスできない「かゆいところに手が届く」工具ですね。
PROXXON(プロクソン)スリムライン83810のレビューまとめ
今回はプロクソンの「スリムライン83810」についての紹介、レビューでした。
ディープオフセットタイプのめがねレンチ(特に75度オフセット)は出しているメーカー自体が多くなく、セット購入だとほとんどが高額になってしまいます。
ディープオフセットめがね自体は使いやすい工具ではありますが、使用頻度としてはそこまで多くないので、できるだけ出費を抑えたい方もいらっしゃると思います。
そういった方にはコスパ的に丁度いいかもしれませんね!