こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
工具好きな方の中には「工具の整理・収納」にもこだわる方が多い気がします。
もちろん見た目も重要ですが、きれいに整理することによって作業時間の短縮(探す時間を減らせる)や工具の紛失を防ぐことができます。
見た目もきれいになって実用性もアップするなんて最高ですね!
私も整理はできるだけ綺麗にやっているつもりですが・・・
中々皆さんのようにきれいにできません(笑)
今回はそんな工具の整理・収納に使えるアイテムを紹介していきます!
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ソケット関係
ソケット関係の収納用品はかなり多く販売されています。
自分のキャビネットや持っているソケットに合わせて購入することができるので、比較的簡単・キレイに収納することができると思います。
Ko-ken:アルミソケットレール
コーケンのソケットホルダーはかなり人気が高いです。
レールの裏側に付いているマグネットが強力でレール自体をしっかり固定してくれるのでキャビネットの中で動かず、ソケットを取り出しやすいです。
レール自体に厚みがあるのでディープソケットを収納する時は少し注意が必要な事も・・・
(キャビネットの引き出しの深さによっては収納できない場合があります)
長さは200mmと300mmから選べます。
キレイに収納しやすいですが、いくつも買うと結構な金額になってしまいそう?
SK11:ツイストロックソケットホルダ
ソケットを回すことで固定、固定解除ができます。
レール背面には協力マグネットが付いているので、レール自体も工具箱などにしっかり固定。
出張整備など、工具を持ち運ぶことの多い方にはおすすめですね。
キャビネットなどで使用する方は固定を解除した状態で設置すればソケットスタンドのように使用することも可能。
アストロプロダクツ:ソケットホルダー 4列
アストロプロダクツのソケットホルダー。
ソケットの収納としては金額の割に収納できるソケットの個数がかなり多いのでコスパは最高かと思います。
ちなみにショートタイプが約1000円、2倍の大きさのものが約2000円です。
サイズは2種類あるので自分の持っているソケット類や引き出しのサイズの数に応じて選ぶことができます。
ソケットを追加で購入した場合も買いやすいですね。
金属のクリップでソケットを固定するのでずっと使用しているとソケットを少し取りづらくなることも・・・
取りずらくなったクリップを交換する事で問題は簡単に解決しますが(笑)
STRAIGHT:マグネットソケットパネル
STRAIGHTから販売されているマグネットソケットパネル。
マグネットでソケットの保持を行うのでソケットがとても取り出しやすいです。マグネットの磁力も強すぎない。
ソケットを立てるクリップを付けなければ「大きいマグネットパネル」としても使用できるのでソケット以外にも幅広く使用する事ができます。
他のソケットホルダーと比べると価格が高い
クリップをひとつずつ位置決めするのがかなり面倒
という難点がありますね。
STRAIGHT:プラスチックソケットホルダー
棒にソケットを刺して収納するタイプのホルダーです。
このタイプは棒の先端にソケットのサイズが書いてあるので一目でサイズが分かるのでサイズを確認する手間が省けますね。
私は他のソケットホルダーを使っていますが12、14、17あたりのソケットを取る時は毎回端の方からサイズを数えています(笑)
棒に通しているだけで固定はされていないので取り出しやすいのも良い点ですね!
このタイプは基本的にディープとショートの2サイズだけが多く、セミディープまで置けるタイプがほとんどないです。
(スナップオンなどメーカーによっては3サイズに対応してものもあります)
HEXソケットなどを置くこともできない為、そういうソケットは別のホルダーを用意しないといけませんね。
KTC:ソケットホルダー(角度可変タイプ)
キャビネット上段が薄いドロワー(引き出し)しかないという方におすすめなのがこのホルダー。
角度を変えることができるので、収納時は倒して使用時は立てるという使い方ができます。
チェストタイプの工具箱を使っている方は蓋の裏に取り付けることで使いやすさ、収納力を向上。
ソケットはよく使うので出しておきたいという方はキャビネット横に張り付ける事も可能です。
ラチェット(ハンドル)類
ラチェットの収納用品は少ないですね。
しかし、ラチェットは使用する事が多いからか「置く場所だけ決めて固定はしない」というパターンの人も多く見かけます。
KTC:マグネットハンドルホルダー
KTCのハンドルホルダー。
ラチェットなどを挿す場所を決める事ができます。
マグネットで固定できるので、キャビネットの側面などにも付けることができますね。
よく使うラチェットなどは引き出しに入れずに側面に付けてしまえば使用する時にすぐに取り出せます。
マグネット部分が結構大きいので、引き出し内に収納するのは少し場所を取ってしまいます。
高儀:マグネットツールバー
マグネットバーならラチェット類のサイズを選ばずに固定することができます。
高儀からはマグネットバーの長さが200.300.450.600mmと4種類も出ているのでキャビネットや工具箱に合わせた長さを選択することができます。
もちろんラチェット類に限らずレンチやドライバーなども収納できますね。
固定がマグネット部だけになるのでキャビネット移動時などにラチェットが少し動いてしまう事があるかもしれません・・・
レンチ類
レンチ類もソケットと同じように収納用品が多いかと思います。
しかも、サイズに長さが比例していることが多いので適当に収納してもある程度キレイに見える事が多いですね。
アストロプロダクツ:レンチラック 12本用
使用している人が多いレンチラック。
レンチの種類(メーカーやストレート、オフセット等)ごとに分けて収納しやすいです。
通常の三角形型と、逆向きの逆三角形型があるのでスペースを無駄なく使えるのも良いですね!
ショートタイプのレンチ類はおけない事もあるので注意。
KTC:レンチラック
こちらは下(引き出し底面)に敷くベースと、レンチを並べるラックピンが別になっているのでラックの幅や間隔を自由に決める事ができます。
内容は
ベース 180×140×5.5mm:3枚
ラックピン(小サイズ3本掛け):4個
ラックピン(小サイズ1本掛け):2個
ラックピン(大サイズ1本掛け):4個
ピン:4本
ジョイント(パネルの固定用):4本
となっています。
ベース以外のピン類は補給部品として販売されていますので足りない分は欲しいモノだけ購入できます。
「レンチラック」という名前ではありますが、ラチェットやドライバー類など、様々な工具の収納に使用できます。
関連記事:【工具の収納】レンチ以外も収納できる!KTCのレンチラック「TEH1SM」を紹介【ラチェットにも】
SK11:レンチレールラック
コチラはカットして使うタイプ。
全長600mmなので引き出しの幅が広いモノはカットせずに使う事もできます。
レンチの種類ごとに分けず、全部まとめて収納したい方にはおすすめです。
私はこれを使っています。
両面テープで固定するので動く心配がありませんが、配置換えをしたい時は少し不便ですね。
両面テープにマグネットシートを張り付ければ便利そうです。
高さなどが丁度いいのでドライバーなどの収納にも使う事ができます。
プライヤー関係
プライヤーはほとんど収納用品が出ていませんが、プライヤーラックを使えばほぼキレイに収納することができます。
プライヤーラックを使うとプライヤーを立てて収納することになりますが、キャビネットの引き出しによっては立てて収納できない(引き出しの高さが足りない)ことがあるので注意が必要ですね。
Factory Gear:プライヤーラック
ファクトリーギアから出ているプライヤーラック。
ファクトリーギアのプライヤーラックは、ラックの幅が広いところと狭いところがあるのでグリップ部分の太いプライヤーも収納することができます。
クニペックスのコンフォートハンドルなんかはラックに入らないことがあるので幅が広くなっているのはいいですね!
プライヤーラックは他にも仕切りがプラスチック製のもの等出ていますが、使い方はほとんど変わらないのでこちらのみ紹介しておきます。
TRUSCO:プレート式プライヤーホルダ
コチラはプレート式のホルダーです。
プレートの位置を変更できるので、様々な幅のプライヤーに対応できます。
グリップが太いプライヤー(KNIPEXのコンフォートグリップなど)を使う方はプライヤーのホルダーで悩むこともあるかもしれませんが、プレート式ならすべて解決!
ドライバー類
ドライバー類は収納が難しいと思います。
中々キレイに収納できないんですよね・・・
アストロプロダクツ:ツールホルダー ロング
挟んで固定するタイプです。
マグネット付きじゃない物が多いですが、マグネット付きなら引き出しに固定出来ますし、キャビネットの側面に付けて使用する事もできますね。
ドライバーだけじゃなくレンチ類やラチェット類の収納に使う人も居ますね。
ロングタイプ(長さ500mm)を紹介していますが、ショートタイプ(230mm)もあります。
SK11:キャビネット用マグネットドライバーホルダー
コチラはマグネットでキャビネット側面に取り付けるドライバー専用タイプ。
穴が開いているのでそこにドライバーを差し込むだけです。
WeraやPBのドライバーはこういうホルダーまでセットになっている物もあります。
ドライバーはよく使いますし、キャビネット側面に付けておけば取り出しやすくて良いですね。
多用途
アストロプロダクツ:ドロワーパーツトレー
長いタイプや仕切りの少ないタイプなどいくつか種類があるので、キャビネットのスペースに合わせて使用する事ができて使いやすい。
価格も安いので買いやすいです。
トレー自体の高さも35mmしかないのでほぼすべての引き出しに入るかと思います。
小物類の整理におすすめ。
SIGNET:カスタムツールクッション
工具に合わせてカットして使うクッション(スポンジ)です。
2枚合わせになっていて、上のクッションにはマス目上の切れ目が入っているので簡単・キレイにカットすることができます。
480×830×20mm(下のクッションは厚さ10mm)とかなり大き目になっているので多くのキャビネットの引き出しに合わせる事ができるかと思います。
位置を決めてカットするまでは少し手間ですが、でき上がればかなりキレイに収納できます。
アストロプロダクツ:マグネットツールパネル
ソケットの項目で紹介したDeenのマグネットソケットパネルに似ていますが、こちらは「パネルだけ」のもの。
収納し辛いショートタイプのレンチや収納が難しい小さい工具などの収納に向いています。
作業中に使った工具やボルト類などを一時的に置いておくトレーの代わりとしても使えます。
マグネットは色々な用途に使えますし、今回紹介したもの以外にも50mm程度の幅のマグネットバーなどもあったりします。
自分の工具や用途に合わせて使いたいですね。
キャンコーポレーション:FREE ZONE
KTCのレンチラックに似ていますが、こちらはもっと幅広く収納できます。
ソケット、ラチェット、ドライバー、レンチ等はもちろん壁掛けにしてフックをかける事も。
レギュラーサイズセットの内容は
・ボード×4枚
・ユニバーサルクリップ(多用途)×40
・フック×10
・1/4ソケット用×15
・3/8ソケット用×15
・1/2ソケット用×15
となっています。
ボードはカラーが数種類あって選べますし、足りない部品もそれぞれ購入できるのは良いですが、どうしても価格が高くなってしまうのが残念なところですね。
まとめ
収納は正直キリがないです。
キレイに収納できたと思っても、新しい工具を買い足すとまた考え直さないといけません・・・私も工具を買うたびに悩んでいます(笑)
しかし、キレイに整理・収納ができたらかなり気持ちいいですね!
私はあまりキレイには収納できていませんが、日々考えています(笑)
今回紹介したもの以外にも収納用のアイテムは色々ありますし100均で売っている収納用品なども使えますね。
猫よけのトゲトゲをプライヤーラックにしてる人などもいます。
考え方次第で色々工夫できますね!
せっかくいい工具を買ってもごちゃごちゃに収納していたら傷が付いたりして工具の寿命が縮んだりすることもあると思いますし、キレイに収納するだけで引き出しを開けるのが楽しくなったりもします。
できるだけ綺麗に、使いやすく収納したいところですね!
その他、整備士のおすすめの工具は