こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
自動車の整備でかならず必要なのがプライヤー関係。
しかし種類が多く、整備を始めたばかりの人は選ぶのが難しいかと思います。
本記事ではそんな「今から工具を揃える方」向けに持っていて絶対に失敗のないプライヤーを紹介します。
コンビネーションプライヤー
KTC:コンビネーションプライヤー PJ-200
KTCのコンビネーションプライヤー。
なんと言っても価格が安くコスパが良いのがポイントですね。
グリップも滑りづらく持ちやすいです。
安いのでとりあえずで購入しても失敗しない工具ですね。
スナップオン:コンビネーション スリップジョイントプライヤー 137ACF
コンビネーションプライヤーの中でも珍しく3段階で開き幅を調整する事ができます。
かなり大きめに開くことが可能なので大きいモノを掴みやすく、トラック関係の大きなブレーキリテーナーなどでも掴みやすいです。
掴み面もギザギザのダイヤモンド型鋸(のこ)歯形状になっているので滑りづらく、掴んだものを安心して押したり引っ張ったりできます。
価格は安くはないですが、長い目で見たらその使いやすさで元を取れるプライヤーかと思います。
使いやすさで多くのメカニックに選ばれているコンビネーションプライヤーですね。
関連記事:【おすすめ工具】Snap-on(スナップオン)のコンビネーションプライヤーを紹介【3段階調節】
ウォーターポンププライヤー
KNIPEX:ウォーターポンププライヤー コブラ クイックセット 8722-250
ウォーターポンププライヤーは色々なメーカーから発売されていますが、クニペックスのコブラシリーズはジョイント部分が3枚合わせとなっているのでガタつきが少なく使いやすいです。
掴む力も強く、丸いパイプのような形状でもがっちりと掴んでくれます。
クイックセットと言うのは開き幅の調整を簡単にできるタイプの事で、ロックボタンを押さなくてもスライドさせるだけで調整をできるようになっているので作業性も良くなっています。
グリップに関しては好みで分かれますが、250mm程度のサイズなら力を入れる事が多いのでコンフォートグリップをおすすめします。
KNIPEX:ウォーターポンププライヤー コブラ 8701-180
コチラもクニペックスのコブラシリーズ。
ジョイントの3枚合わせや掴み面は上の250ともちろん同じです。
2本目のウォーターポンププライヤーとしてサブ的な使い方もできますが、カプラーを外したりホースバンドを緩めたりと「このサイズだからやりやすい」という事が多いです。
250や300程度を1本だけ持っている人も少なくありませんが、150・180くらいのサイズも負けず劣らず使用頻度は高いです。
ぜひ持っておいて欲しい1本です。
ロングノーズプライヤー(ラジオペンチ)
KNIPEX:メカニックプライヤー
クニペックスのメカニックプライヤー。
通常のラジオペンチは横方向に溝が入っているものが多いですが、クニペックスのメカニックプライヤーは網目状に溝が入っているので掴んだものが滑りにくいです。
さらに、ワイヤーなどを切断するカッターが付いていないので掴む精度が上がっています。
切断用に他にニッパーなどを買うと思うのでカッターの機能は必要ないですね。
メカニックプライヤーは先端が曲がった物など種類が豊富ですがとりあえずはストレートタイプを。
ベントタイプなんかも使えますがまた別の記事で(笑)
ニッパー
KNIPEX:強力型斜ニッパー(硬線用)
クニペックスのニッパー。
サイズは200mmが良いと思います。
力がいる工具なので大きい方が切りやすいですが、200mmくらいが使いやすく大きすぎないサイズですね。
クニペックスからは他に「X-CUT」や「ツインフォース」など少し変わったニッパーが出てますがどちらも160~180のサイズで通常の200くらいの強さなので価格が安い通常の200を買った方が良いかと思います。
狭いところで使用する場合は小さい方が良いですが、硬線用のタイプは狭いところで使用する事が少ないです。
狭いところで使うのはタイラップを切るくらいだと思うので、それ専用に別で買った方が良いかと思います。
wiha(ヴィーハ):Bicutダブルパワーカッター
あまり有名ではないかもしれませんが、wihaは70年以上の歴史を持つドイツのメーカーです。
ダブルパワーカッターはその名前の通り、ボタンを押すことで2つの力を使う事ができるニッパーです。
通常はボタンを押さずに普通のニッパーとして、切るものが割ピンなど固い場合はボタンを押して2倍の力でカットする事ができるようになっています。
価格は通常のニッパーより高いですが、2本分のニッパーとして活躍してくれることを考えれば選択肢としてアリかと思います。
電工ペンチ
SK11:クリンピングプライヤー Device DVC-CT703
ハサミのような「すり合わせ刃」になっている事で被覆むきがスムーズにできます。
先端にはプライヤー部分があり、エレクトロタップを押し込む場合や電線を曲げたり引っ張ったりする時にも使えます。
SK11なのでホームセンターなどでも見つけやすく、価格も高くないので買いやすい電工ペンチですね。
フジ矢:電工ペンチミニ FA203
電工ペンチはボルトカッターなど自動車整備ではほとんど使わないような機能も付いている物が多くサイズが大きくなりがちですが、電工ペンチミニは必要最低限の機能だけを搭載しているのでかなりサイズが小さくなっています。
電工ペンチでは他に類を見ないサイズで手の小さい人でも使いやすく、狭い所でもかなり作業がやりやすいです。
被覆むきもすり合わせ刃でやりやすく、圧着もキレイにできるので精度の高さが伺えます。
他の電工ペンチを持っている方にも買い替えて欲しいくらいおすすめできる電工ペンチです。
まとめ
最低限持っておきたいプライヤーはこれくらいかと思います。
もちろんプライヤー関係も出来るだけ色々な種類を持っておきたい工具ではあります(笑)
後は必要に応じて増やしていけば良いと思います。
下の記事では作業性をアップさせるためにできるだけ持っておきたいプライヤーをまとめています。
基本の工具が揃ったらこちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:【整備性アップ】自動車整備士におすすめのプライヤーを紹介【できれば持っておきたい】
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