こんにちは、ウミガメ(@umigametool)です。
自動車整備をする上で絶対に欠かせない工具はたくさんあります。
その中でもラチェットハンドルは使用頻度も高く、出しているメーカーも多いので購入する時は悩みますよね・・・
本記事では、そんなラチェットハンドルの中から
・コスパの高いラチェットが欲しい
・フレックスタイプのラチェットを使ってみたい
・今から工具を集めるのでいきなり高いメーカーのラチェットは買いづらい
といった方におすすめしたいアストロプロダクツの3/8SQフレックスラチェットハンドル「EV3802」を紹介します!
アストロプロダクツ:フレックスラチェットハンドル「EV3802」のデメリット
デザインがダサい
これは個人的な感想になりますが、ヘッドのデザインがダサいです。
(このデザインが好きな方すみません・・・)
アストロのロゴマークが入っていますが、普通に
ASTRO
PRODUCTS
みたいに書いてあった方が無難で良いと思います。
正直私はこのデザイン問題が無ければ文句を言うところがなかったです(笑)
首振りのロック無し
EV3802には首振りのロック機能がありません。
奥まったところにあるボルトナットにアクセスする時や強いトルクをかける時は首振りのロックがある方が使いやすいことが多いです。
首振りのロックはラチェットが長ければ長いほど活躍する機能です。
しかし、このEV8302は超ロングとまではいかない、よく使うサイズのラチェット。
他メーカーの同サイズのラチェットを使っている人でも首振りのロック無しのものを使っている方も多いかと思います。
首振りのロックが付いていたらより嬉しいけど、不便を感じるほどではないですね。
リペアキットが無い
EV3802にはリペアキットの設定がありません。
耐久性に優れているモデルですが、壊れる時は壊れてしまいます。
リペアキットがあれば修理も安価ででき、長く使う事で愛着も湧いてくると思います。
ただアストロというメーカー自体、全体的に価格が抑えられています。
もし壊れてしまってもラチェット自体を買いなおしやすいですよね。
アストロプロダクツ:フレックスラチェットハンドル「EV3802」の特徴・メリット
価格が安い
何と言ってもアストロプロダクツ。
やはり一番のポイントは5390円という価格です。
人気のスナップオンやマックツールだと同タイプのラチェットは2万円を超えてきます。
比べてみると約1/4とそのコスパの良さが分かりますね。
整備士になったばっかりの方、フレックスタイプのラチェットを試してみたいという方にも買いやすい価格となっています。
90ギア
ラチェットには90枚のギアを採用されています。
送り角(ギアを1山進めるための角度)で言うと4度です。
かなり細かい部類に入りますね。
フレックスタイプのラチェットで90ギアと言うと
MACTOOLS(マックツール)
NEPROS(ネプロス)
あたりが思い浮かびます。
どちらもかなり価格帯が上のメーカーで、EV3802と比べると4倍以上の価格となっています。
もちろんギアの細かさが全てではありませんが、狭い所でも使用しやすく回した感じも気持ちよく回ってくれるので嬉しいポイントですね。
許容トルク300Nm
アストロプロダクツには安いメーカーというイメージがあると思います。
安い=壊れやすいとイメージする方もいらっしゃいますが、そうでもありません。
安くても使えるものは使えますし、長持ちするものは長持ちします。
EV3802は公式で300Nmに対応とされています。
整備をする方ならわかるかと思いますが、300Nmはかなり強いトルクですよね。
このラチェットの全長を考えると300Nmをかけるのはかなり難しいです。
公式で許容トルク300Nmと謳っているのでかなりの耐久性があるのが分かりますね。
専用ケース付属
EV3802には専用のケースが付属しています。
ウレタンのマットに型抜きしてあり、表面はカーボン調のデザインになっています。
とても高級感があり、ケースに入れたまま収納することで見た目もカッコよくなります。
画像は収納時のイメージです。
ケースに入れて並べると他のラチェットと比べても高級感がありますね。
実際作業のしやすさで言うとケースには入れない方がラチェットを取り出しやすく作業しやすいです。
ですのでケースは収納時の見た目重視の方にはメリットになるかな?というポイントですね(笑)
アストロプロダクツ:フレックスラチェットハンドル「EV3802」のサイズ・重量
全長
全長は355mm。
スナップオンやマックなどの近いラチェットと比べると少しだけ長く設定されています。
モデルやグリップの種類によっても長さは変わりますが、スナップオンやマックは320~330mm程度が多いようです。
私がEV3802を購入して最初に思ったのは「長いな」でした(笑)
しかし、実際に使ってみると長すぎることも無く使いやすい長さで違和感もなかったです。
重量
重量は465g
こちらも特に重い感じもなく普通といった感じです。
ペットボトルより少し軽いくらいですね。
ヘッド径・厚み
ヘッドの径は約32.9mm
小さいとは言えないですが普通といったところです。
スナップオンよりほんの少し大きかったので、もう一回り小さければ嬉しかったですね。
ヘッドの厚みは差込部を含めて約27.5mm。
コチラも極端に厚い印象は受けません。
スナップオンと比べると2mm程度厚くなっていました。
ヘッドに関しては普通という印象ですが、もう少しだけ小さければもっと嬉しかったですね。
価格を考えると十分かな?
シャフト径
シャフトの径は約12.8mm。
しなる感じもせず、安心して力を加えることができます。
グリップ径・長さ
グリップ径は約25.3mm。
結構細めの印象を受けます。
狭い所で使いやすく、トルクを掛けるときもしっかりと握れます。
私は違和感なく使用できましたが、人によっては細いと感じる可能性も・・・?
グリップの長さは約112mm。
しっかりと握り込むことができます。
丁度いい長さ。
実際に持ったイメージ
実際に持ってみたところです。
サイズ感のイメージに。
フレックスラチェットハンドル「EV3802」を他メーカーと比較
本記事では
Snap-on(スナップオン):FHLFD80A
TONE(トネ):RH3FHL
の2種類と比べてみました。
細かい寸法などの比較は行いませんので、全長やヘッドのサイズなどのイメージを掴んでもらえたらと思います。
価格帯も近く、ヘッドのサイズも小さいTONEは選択肢として上がりそうですね。
アストロのEV3802との違いは
・ヘッドサイズ
・首振り簡易ロック
・プッシュリリース
・メタルグリップ
あたりです。
実際に触った印象としては
アストロ→パワープレイ
TONE→狭い所での使用
といった形で使い分けもできそうです。
どちらか1本ではなく2本持っても良さそうですね。
アストロプロダクツ:フレックスラチェットハンドル EV3802のレビューまとめ
本記事ではアストロプロダクツのラチェットハンドル「EV3802」についてレビューしました。
正直驚くくらいコスパの良いラチェットだと感じています。
デメリットもいくつか書きましたがほとんどデメリットと言えないレベルですし、価格面を考えると我慢できますよね(笑)
同じシリーズで
ショートのスタンダード(首振り無し)タイプ:EV3800
ショートのフレックス(首振り)タイプ:EV3801
も出ていますのでそちらも同じくコスパが高く使いやすそうですね。
スナップオンやマックツールなどを買って仕事のモチベーションを上げたいという方はそういうメーカーのラチェットを買った方が良いですが、そういう訳でもないという方はぜひ手に取ってもらいたいラチェットですね。
特に
・整備士になったばっかりでどんなラチェットを買えばいいかわからない
・フレックスタイプのラチェットを試しに使ってみたい
といった方にはかなりおすすめできます。
もちろん「最高のラチェット!」とは言えませんが、実際に使ってみて軽く衝撃を受けるくらい良かったです。
ラチェットで悩んでいる方や興味のある方はぜひ買ってみてください!
その他、整備士のおすすめの工具は
毎回参考になる記事をありがとうございます
以前アストロのスイベルラチェットにMACの1番グリップを装着の記事でコメントからアドバイスをいただきました
2022の限定グリップを装着しましたが謎の高級感が出て大満足です
その節は有難う御座いました
今後の記事も楽しみにしてますね
コメントありがとうございます!
グリップは無事付いたようで良かったです(^^)
最近少し忙しくてブログを触れていませんでしたが、余裕ができてきたのでまた更新します!
今も次の記事を書いてる途中なので、時間かかるかもしれませんがお待ち頂けたら嬉しいです!