こんにちは。ウミガメ(@umigametool)です。
今回は・・・
整備士としては使う事は少ない?
でも時々使う事はある?
絶対必要じゃないけど持っておきたい工具「コンベックス」を紹介します!
コンベックスとは?
コンベックスは巻き尺の一種で
・鋼製テープでテープに少しアール(カーブ)が付いている
・テープの先端に爪が付いている
こんな特徴があります。
よく「スケール」や「メジャー」と呼ばれたりしますが、それらはものを測る「ものさしの総称」でコンベックスは上に書いた特徴を持ったスケールやメジャーの中の1つですね。
テープの先に付いている爪はほとんどのものが可動式になっていて
壁などに押し当てた時
棚や木材などに引っかけて使う時
にそれぞれ0点を調整してくれます。
不良品とかでガタがあるわけじゃないです(笑)
自動車整備士の仕事で使うタイミング
コンベックスは建築関係なんかで使われることが多いです。
整備でパッと思いつくのはワイパーゴムの長さを測る時ですね。
後は足回りをぶつけた車のタイヤ間を測ったりとか、センサーやカメラ(安全装置)の学習をやる時に準備に使ったりする事もあります。
重機の整備なんかだと結構使う事も多いみたいですね。
めちゃくちゃ重要な工具ではありませんが、持っておいたら何かと使うし持ってなかったら欲しい工具だと思います。
コンベックスの選び方
オートロックと手動ロック
引っ張ったら勝手にロックして、ボタンを押した時に巻くタイプ
引っ張って手を離したらそのまま戻り、ロックボタンを押した時だけロックするタイプ
この2種類があります。
個人的にはオートロックが使いやすいです。
手動ロックタイプはふとした時に勝手に戻ってしまって手を切ったりする事もあるので安全面でもオートロックが良いと思います。
内寸が測れるかどうか
コンベックスの中には内寸が測れるようになっている物があります。
箱の中や棚の中を測ったりするときに便利ですね。
爪部分のマグネット
爪部分にマグネットが付いているタイプがあります。
測る対象がスチールならくっ付いてくれるので一人でも測りやすいですが、必要ない時にくっ付いたりする事もあるので一長一短。
用途に合わせて選びたいところです。
テープの裏面の目盛り
テープ裏面にも目盛りが付いているものがあります。
高さを測ったりする時に見やすかったりもします。
絶対に必要という訳でもありませんが、どっちが良いか迷ったら裏面にも目盛り付きのものを選んでおけばいいと思います(笑)
テープの違い
テープには細かい違いがあります。
その中でも重要なのは長さ。
長さは2m程度から7.5m程度のものが多いです。
使う長さが分からないなら長いものを買っておけば良いですが、その分重くなったり金額も上がります。
一般的に選ばれるのは5mや5.5mのものが多いですね。
テープの折れにくさを気にする方もいらっしゃいます。
テープが折れにくいと高さを測ったり、中途半端な高さで浮かせて測ったりする時に測りやすいです。
後はテープの幅、コーティングの種類などもものによって違いますが、そこまで細かく重視する人は少ないですね。
おすすめのコンベックス
Snap-on(スナップオン):TPMAM5
BAHCO(バーコ):MTS-5-25
Tajima(タジマ):Gロック-25 GL25100BL
プロマート:インタービジョン16 IN1635
プロマート:オートロックメジャー AUL1955
まとめ
コンベックスはどちらかと言うと家庭用や建築関係で使う工具のイメージが強いですね。
調べてみるとシンプルな物から機能満載のものまでいろいろありました。
種類が多くて選ぶのが大変でしたが、それぞれ特徴のあるものを選んでみました。
実は私は「コンベックスはオートストップで5m程度の長さがあれば何でもいい」と思っていたんですが、バーコのものやプロマートの内寸や深さが測れるものはちょっと欲しくなりました(笑)
整備士としてはそこまで重要な工具とは言いづらいですが、このあたりにもこだわって買ったら整備が楽しくなるかもしれませんね!
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